チャートの形やその特徴 |
こんにちは。
前回はメンタル管理について書かせていただきました。
今回はチャートの形やその特徴について記事にしていきたいと思います。
ローソク足がたくさん連なるチャートには、上に行ったり下に行ったり、法則性がないように見えても実はいくつか代表的な「形」があります。
こうなったらこうなりやすいよ。
みたいものですね。
その法則性がわかってくると、このさきどう言った動きをするのか?こういう形になったあとはこういう動きをしやすいな、というのがなんとなくわかったりします。
絶対ではないですが、この先の動きを予想するための材料の一つにはなりますよね。
ここでは、「三尊」・「逆三尊」・「ダブルトップ」・「ダブルボトム」の4つの項目にわけて説明していきます。
よろしくお願いします。
三尊
1、三尊
こんな形を「三尊」と呼びます。
またの名を「ヘッドアンドショルダー」と言ったりもします。
ヘッド=頭 ショルダー=肩
こんなイメージです。
一番の高値を「頭」、両サイドの高値を「肩」として「ヘッドアンドショルダー」と呼ぶみたいですよ。
ネックラインやリターンムーブでトレードをする根拠にしたりするのが王道の使い方です。
実際のチャートだと、こういったところが「三尊」と呼べます。
高値圏でこの形が発生すると「トレンド」の「転換」の合図だったりもしますので、よく注意をしてチャートと向き合ってみてください。
2、切り上がり型三尊・切り下がり型三尊
ここからは僕の主観というか個人的な意見になるのですが、一口に三尊と言っても「切り上がり型三尊」と「切り下がり型三尊」の2種類あると思っています。
1、切り上がり型三尊
先ほど、三尊は「転換の合図」と記載しましたが、「切り上がり型三尊」はその可能性が低くなると思っています。
切り上がる。ということは上の力の示唆ということで上記の画像を見ていただくと「左肩より右肩が高く」なっていますよね?
この形の三尊を僕は「切り上がり型三尊」と呼んでいます。
おそらく、この呼び方してるのは僕だけかもしれないです。。。
2、切り下がり型逆三尊
切り下がり型三尊は、切り上がり型三尊と逆で「下落の力を示唆」しています。
切り下がる。ということは上がり切らなかった=下の力が強いor上げの力が弱い。
ということだからなんですね。
以上が「三尊」についてでした。
逆三尊
次は「逆三尊」について解説していきます。
逆三尊といってもいくつか種類があると思っています。
ここでは逆三尊・切り上がり型逆三尊・切り下がり型逆三尊について説明していきます。
1、逆三尊
簡易的ですが、このようなチャートの形です。
実際のチャートだと、こういった形が「逆三尊」に該当します。
もう少しわかりやすくします。
最初に説明した簡易的なチャートの形と酷似していませんか?
似てるなー。とか
なるほど!って思っていただけると嬉しいです。
こういった形が発生すると「下降トレンドから上昇トレンドに転換」することが多いです。
三尊は「上昇トレンドから下降トレンドに転換」する時によく見られます。
あくまで、そういうことが多い。というだけで確定ではないです。
少し余談になりますが・・・
僕の知り合いに一人だけですが、三尊・逆三尊だけで一軒家が購入できるだけの利益を出した人がいました。
その方は愚直なまでに、三尊・逆三尊にこだわっていて、それ以外のことは初心者とほぼ変わりませんでした。
このことから三尊・逆三尊が強力であることと、FXはたった一つ自分だけの得意技があれば十分なんだ。とわかりました。
器用になんでもできる必要はなくて「自分だけの必殺技がたった一つあればいい。」そんなことを僕はその方から学びました。
僕の場合は、チャートにラインをひいて分析し、ひたすら「サポレジ」のみを見ています。
皆さんもぜひ、自分だけの必殺技を見つけてください。
2、切り上がり型逆三尊
先ほど、説明しました逆三尊は「切り上がり型逆三尊」と言えます。
最新の高値が前回の高値を切り上げているこの形を僕は「切り上がり型逆三尊」と呼んでいます。
この形になった場合は、それまでの下降トレンドを否定し転換となる可能性が高くなったことを示唆しています。
3、切り下がり型逆三尊
同じ逆三尊でも、それまでのトレンドを転換するだけの力がなく、トレンドを継続させるチャートの形を「切り下がり型逆三尊」と僕は呼んでいます。
こういったチャートの形が典型ですね。
こんな形の逆三尊が発生した場合、僕はトレンドを転換させるだけの力が、この逆三尊にはない。と判断します。
前回高値を切り上げれなかったからですね。
高値を切り上げれなかった。ということは上昇の力が足りない。ということだと判断します。
以上が「逆三尊」の解説となります。
ダブルトップ
次は「ダブルトップ」について解説していきます。
1、ダブルトップ
ダブルトップはこんな形です。
二つの山がある。って感じです。
投資家として説明するならば「高値を更新できなかった。」と言っちゃいます。
こういったチャートの形が、もし高値圏で発生した場合、それまでの上昇トレンドを否定して下降トレンドに転換する可能性が浮上します。
このダブルトップを形成する前に上昇トレンドであった可能性が高かったことがよくあります。
「ダウ理論」を用いて説明しますと上昇トレンドの定義が「高値切り上げ・安値を切り上げ」となっています。
高値を切り上げれなかった場合は、上昇トレンドを否定する可能性が浮上します。
ダウ理論については「チャートの形や特徴」の解説が終わり次第こちらのnoteに記載していきます。
念のため説明をまとめます。
ダブルトップが形成されるときは、「高値を更新できなかった。」となることが多く、それはつまり「上昇トレンドの否定」にもなり、先ほど記載した下降トレンドに転換となる可能性を示唆しています。
実際のチャートだとこういった部分が「ダブルトップ」に該当します。
このチャートはやや高値を更新していますが、明らかに上の力が弱くなっています。
力尽きつつある証拠ですね。
パスを使うとわかりやすいかもしれません。
過去検証にすぎませんが、その後は「ネックライン」を割り、一度「リバ」ったもののきれいに下落していきました。
ダブルトップの使い方としてはこんな感じです。
ダブルボトム
1、ダブルボトム
ダブルボトムとはこんな形です。
ダブルボトムは下降トレンドの終わりによくみられる形です。
実際のチャートだと〇で囲んだ部分が「ダブルボトム」に該当すると思います。
〇で囲んだ部分の過去は下降トレンドだったことから、冒頭で説明しました「下降トレンドの終わり」によく見る形にも該当しそうです。
続きを見てみるとこんな感じでした。
上昇してます。
転換の際によくみられる形と言えます。
「ダブルトップ」と「ダブルボトム」に関してはこんな感じの説明となります。
簡単でシンプルですけど、知っているのと知らないのでは少しですが差が出てくると思います。
では「チャートの形やその特徴」の項目は「三尊」・「逆三尊」・「ダブルトップ」・「ダブルボトム」でした。具体的なことはfx スクールで教えています。
1月も終わりに近づいてきました。
まだまだ寒い日が続きますが体調に気を付けてお過ごしくださいね。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後も少しでもお役に立つような投稿をしていければと思います。
新年のあいさつが遅れてしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。