「窓空け」この言葉を知っているあなたはすでにFXトレードを始めていますね。そして、すでに窓空けを経験したことでしょう。
さて、あなたはそこでトレードしましたか?閉まるタイミングがわかりましたか?
窓空けに対するタケルFXスクールの考え方も含めて解説しました。最後まで、しっかり読んでみてください。
窓を空けて上昇しています
G20が終了しました。
様々な国間で話し合いが行われていましたが、特段、目立った進展は見られませんでした。
ま、予想通りの展開です。
そんな中で一番ニュース等で取り沙汰されていたのは、やはり米国と中国の首脳会談でしょう。
米国側が中国に対し
「第四段の追加関税の見送り」
「ファーウェイに対する禁輸緩和」
という明確な方針を打ち出しました。
これはビッグニュースです。
ファーウエイと聞いて、知らない人も多いですが、通信会社です。5Gと書けば次世代通信です。この分野の第一番手はアメリカではなく、中国企業のファーウエイです。
でも中国という国での会社は、ちょっと政府系の会社ではないかと疑ってしまいます。本当のところは知りません。中国企業は私も生徒から話を聞いただけで、取引したこともないので、実態は全くわかりません。
金融緩和して、そのうち、ファーウエイと衝突するだろうと思うのは私だけではないだろうと思います。
これを受けてか、おそらく、そんな情報とは全く関係がないところで、週明けのドル円は窓を空けて上昇しています。
ちなみにこの「窓」は、週をまたいで空いています。
FXの市場は、月曜日から金曜日(日本時間では、月曜日の早朝から土曜日の早朝)まで開かれていますが、今週は市場が閉まっている土曜日にG20が開催されていたため、その影響が月曜日に一気に反映されたという事です。
窓というと独特の表現ですね。なかなか普段、窓という表現は使わないと思います。先輩達が作った用語です。
今回のG20では米中間の貿易において米国の譲歩があったため、市場が好感し、ドルが買われたというわけです。
貿易が継続的にできるのが、一番良いと思います。貿易ができなくなると、一気に通貨の変動に見舞われるでしょう。その意味でもトランプ大統領は盛んに仕掛けていきますので、凄く腹が座っているなと思うところです。
ただ、土、日曜日は市場は閉まっているので、市場のオープンと同時にドル買いが集中し、相場が窓を空けて上昇したという事ですね。
週をまたぐ事により、市場が空いたと同時に窓が空くという事はよくあります。
つまり、週明けは相場が急変動する可能性が高いので、機関投資家(証券会社、運用会社、ヘッジファンド等)は週末にポジションを決済するのが通例です。
空いた窓は必ず閉まるのか?
ちなみにFXの世界では、「空いた窓は必ず閉まる」というセオリーがあります。
ただ「いつ閉まるのか」はわかりません。
窓は空いてすぐ閉まる場合もありますが、なかなか閉まらない場合もあるという事です。
もちろん、ずっと待っていればいつかは閉まるでしょう。中には「窓が空いたらすぐ閉める方向にポジションを入れる」トレーダーもいます。
しかし、なかなか窓が閉まらなかった場合、そのトレーダーは大きな含み損を抱える事になってしまいます。
そもそも窓が空くという事は、強い方向性が出ているという事なんですよね。
上方向に窓が空けば買いの力が強い。
下方向に窓が空けば売りの力が強い。
ですから、ルール「窓が空いた」という事は、あくまで頭の片隅に留める程度にして、やはり自身のルールに則ったトレードを貫くべきだという事です。
タケルFXスクールの「窓」に対する考え方
ところで、私は窓付近でのトレードを推奨しておりません。
窓が空いたら埋めるだろうと思ってエントリーするのは飛び乗りエントリ―に該当するので、やってはいけません。窓は埋まる確率は高いですが、必ず埋まるわけではないからです。
また、窓の時はスプレットが開いている時が多く、そんな高いスプレットの時にFXトレードをやるなんてナンセンスなんです。
それに窓だと1週間に1回しかチャンスがありません。窓のために特殊ルールを作っておいて、エントリ―チャンスが1週間に1回ではどの位の利益になるか、大してならないと考えます。
それよりも、相場の中で確実にエントリーがあるポイントを発見して、そのサインにエントリーしていった方がより効率的かつ学習的に上達できると思います。
窓の応用として、三空というのがあります。
窓が三つ連続で出るパターンです。FXでは通常無いと言われていましたが、週足で見るなら三空が発生します。
意外と三空とかでると将来のパターンがわかり、エントリ―チャンスがおとづれるという事があるようです。
でも、株に比べると断トツに少ないです。株との違いは次のローソク足まで株は離れいるのですが、FXは連続して出るという事です。だから、FXでは窓は極めてイレギュラーな役割です。それも特に月曜日の朝一しか、でないものですから、困ったところです。
このような窓ですが、株や先物取引で流行った時期があります。特に株と比較すると、株のチャートとFXのチャートとは全く違います。株でのチャートは窓のようなものがあったため、複雑です。わかりにくいです。それに比べてFXはローソク足の間に空間が無いため、あまり議論する余地はないです。
最後に「損切り」や「資金管理」といった基本的なトレードルールは独学でも学べますし、今やネット上でもたくさん書かれています。
しかし、トレードにおける実用的なルールとなると、自身で設定するのは容易ではありません。
タケルFXスクールなら、そんな難しいルールもきっちり教えます。
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