タケルFXスクールの大前提!雇用統計のときは◯◯しない
今週は、初頭からドル買いが強い展開となりました。
このキッカケとなったのは、先週の金曜日(7月5日)に発表された「米国の雇用統計」の結果が強かったためでしょう。発表直後、ドル円は大きく値を伸ばしました。
金融市場では、毎日「経済指標」というものが発表されます。ちなみに、経済指標の予定は「FX 経済指標」と検索すれば、下記のような表をいくらでも見つける事が出来ます。
CPI(消費者物価指数)やGDP(国内総生産)等、経済指標はその国の経済力を示していると言えます。
もちろん、経済指標は為替相場にも影響します。
その度合いは指標によって様々ですが、その中で影響力が最も大きいのが
「米国の雇用統計」
というわけです。
ところで、皆さんこの雇用統計がどうしてそんなに重要な指標発表なのかわかりますか。それは、その時間で激しく動く可能性が非常に高いからです。
でも、タケルFXスクールでは雇用統計の飛び乗りトレードはしていません。そんな危険な時にやってはいけないというスタンスをとっております。
でも、FXトレーダーの中では、一種のお祭りと言って、大きく取り上げられます。
タケルFXスクールでも、よく質問されるのが、「雇用統計を予想してください」です。
何故だろうかと思ってよく聞いてみると、雇用統計の前に入った女性のFXトレーダーがすごい稼いで、強烈な印象を受けたというものです。タケルFXスクール生ではそんな人はいないので、別の人ですね。
本当に毎回稼いでいるかはどうなんでしょうか。詮索はしないとして、皆さんに言うのは雇用統計はとっても危険なので、トレードは推奨しないという事です。
タケルFXスクールでは、雇用統計の時はトレードをしない、が大前提です。
そんな危険な事はしません。
もう一度、いいますが、雇用統計の時は激しく値段が動くんです。動かない時はめったにないくらい、激しく動くんです。
どれくらい動くかと言うと、一瞬で1円動くこともあります。それは危険な事です。
もし、あなたがポジションを持っていたら、そしてそれが負け方向にいったら、一瞬で資金を失います。
それは投資ではなく、ギャンブルです。
投資とは確実に利益が得られる確率が高い時にトレードをするもので、決してギャンブルトレードはしません。FXトレーダーでそのような事をする人はこれから来る人に対して悪い印象を与えているだけです。
雇用統計と市場予想
話を戻して、雇用統計はやはりFXトレードで話題になります。
一種のブームです。お祭りだと言われる理由もわかります。一気に値段が動くので、それはそれで面白いものです。
でも、全く初心者の人に雇用統計って何と聞くと、本当に分からないです。タケルFXスクールに入校してくるFX初心者の方でも、雇用統計を知らない人の方が圧倒的多数です。雇用統計を知らないで、金曜日に激しく上下変動する日があった、それは雇用統計だったんだと納得される方は意外と多いです。
ところで、この雇用統計という指標は、正式名称は非農業従事者増加数なのです。それを略して雇用統計と言っています。そしてこの数値は速報値であって確定値ではないのです。
アメリカ経済を見るのに、労働者が増えた数は幾らだろうという速報値を持って値段が激しく変動します。けっこう気が短いですね。私は本当の数値を見てトレードしたいですが、そういうわけにはいかないようです。
でも、数値はほとんど関係ないトレードスタイルです。この速報値と実際の値とはどれ位の精度があるのかというと、皆さん本当に驚くかもしれませんが、実数の倍以上違うこともあります。アメリカの統計は日本ほど正確ではないのかもしれません。あるとき20万人増えたという雇用統計の数値発表があったあと、じっさいは3万人だったなんてこともありました。随分と違うこともあるんです。
だから、私はこのような雇用統計の数値は信じていない派です。
前月の指標より今回の指標の内容が良かった場合は、その国の通貨は買われやすくなり、
前月の指標より今回の指標の内容が芳しくなかった場合は、その国の通貨は売られやすくなります。
続いて、市場予想についてです。
そもそも市場予想とは、指標発表前に多くの専門家(エコノミスト)たちが様々な分析の上で打ち出す予想数値の事です。
市場予想は、下の表では三列の数字の一番左側に記されています。
※サイトによって表のレイアウトが事なるため
この限りではありません。
市場予想より今回の指標の内容が良かった場合は、その国の通貨は買われやすくなり
市場予想より今回の指標の内容が芳しくなかった場合は、その国の通貨は売られやすくなります。
特に、雇用統計ほどの影響力の大きい指標は市場にその国の現状をある程度把握させる事となるため、以降の相場の方向性を決める結果にもなり得ます。
現に、内容の良かった7月5日の雇用統計発表後もドル円はしばらく上昇を続けていました。
タケルFXスクールでの指標取り扱いとトレード方法とは
では、いちトレーダーとして、このような指標発表時にはどのように向かえば良いでしょうか。
結論から言うと「トレードをしない」方が懸命です。
さらに言えば、「保有しているポジションを決済しておく」方が良いでしょう。
その理由は以下のとおりです。
・相場が乱高下するため大きな損失を被る恐れがある
・相場が乱高下するため注文が狙ったところで約定しにくい
・スプレッドが拡大する
逆に、乱高下による大きな利益獲得を狙ってあえて指標発表時に挑むトレーダーもいますが、それはかなりの高等技術。
というより捨て身に近い戦略です。
わざわざ危険を冒してまで指標発表時にトレードしなくても、指標発表後に相場の方向感の定まった上で参戦するのが良いでしょう。
ただ、先にも述べたとおり、経済指標の発表によりその国の現状を頭に入れておくのは良いでしょう。
トレードにも役立ちますし、世界経済の勉強にもなります。
雇用統計の結果などは必ず夜のニュースで報道されますし、FXスクールでも指標カレンダーの見方やそれぞれの指標の重要性は教えてくれるでしょう。
経済指標の見方は、本当は非常に難しいものです。
雇用統計はやってはいけないと言うことがわかっても、他の指標はどうなのか?それはタケルFXスクールの中で事前に発表しています。
この指標発表をまとめているのもタケルFXスクールの売りの一つになっています。
経済指標は本当に沢山ありますから、どれが動く可能性がある指標なのかわからないですね。
また、経済指標も、時期によって動く動かないなどあります。経済指標の他にFRB議長の発言とかもあり、それらの時間が一体どの時間なのかを個人のFXトレーダーが調べるのは限界があります。
でも、私もそうでしたが、最初は調べました。調べているFXトレーダーもいるようですが、それはそれで疲れる作業です。弊社は考えない投資術なので、経済指標を調べる派とは全くやり方が違うと思います。
最後に
経済指標を自分で調べる場合は、経済学の授業で習った基礎知識も必要です。どの指標がどの位動いたかをチャート上で調べる研究者もいます。
だから、FXトレーダーには2種類のタイプがいるのでしょうね。
一つは経済の関係を読み解いて頭を使ってFXトレードをするタイプです。それは弊社ではあまり向かないかと思います。向くとすれば、FXプロトレーダー養成講座まで入って、タケルFXの理論を学ぶ人です。
もう一つはそんな難しい事を勉強しないで、自分のスキルで稼いでいくタイプです。後者がタケルFXスクールに来る方達です。
ルールを学んだ後は、それを自分のものにしていくのがとても大切です。詳しくはFX説明会でも言いますが、このWEBサイトにも色々と書いてあるので、別に受講しないで、ベーシック通信コースに申し込むのもありだと思います。
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