スワップポイントについては、その特徴と歴史を踏まえると面白いかもしれません。うんちくの話を含めてここでは説明していきます。
FXのスワップポイントとは何?
FXにはスワップポイントというのがあります。
スワップポイントとは金利の事です。
例えばドル円買いで保有していた場合、4月17日なら1万通貨につき4円の利息がつきます。
また、売りで持っていた場合7円の支払いがあります。
そしてこのスワップポイントは頻繁に変化します。あまり覚えていても意味がないので、FXトレーダーはプラスかマイナスかぐらいは知っています。
ところで、1万通貨で1ピプスが100円の値段変動がある中で、スワップポイントは1日で4円しかつかないので、現代ではあまり重要視されません。今、FXトレードをしている人たちではスワップポイントはほとんど議題にならないです。
なるとしたら長期的に見たトレードを行っており、もっているだけで資金がプラスになっている場合でしょう。マイナスになると逆に持てません。早く決済したくなります。FXトレードで負けていてスワップポイントでマイナスになっていれば、相当なショックを受けることになります。
でも、せっかくスワップポイントがプラスなのに、2,3か月も保有しておいて、スワップポイントが1000円程度しかならない場合もあり、その金額を見ると愕然としてしまいます。
このように今はあまりスワップポイントに注目しても仕方がありません。コロナ相場の時のように激しく動いた場合、1日に10万円以上の利益になるときもあります。それはすごい利益ですが、同時にスワップポイントが1000円程度だと残念な気持ちになってしまいます。
スワップポイントが実は活躍した時期がありました。
その時期は、リーマンショック前の事です。
ドル円やポンド円はそれまで右肩上がりで上昇していました。ただ保有していただけでその通貨の価値が上がったのです。そしてその時イギリスもオーストラリアもどんどん通貨の値段が上がっていました。金利も非常に高かったです。確か9%ぐらいはあったと思います。
そんなときに豪ドル円やポンド円のスワップポイントを買いで持っていたら、すごいことになっています。具体的にはポジションを保有して利益になっていて、これはレバレッジ25倍で増えている状態です。
そして、もう一つ美味しいのはスプレットです。買いはプラスの利子をもらえるので、もっているだけで利益になりました。今の自動売買みたいですが、それくらい、何もせず放置していれば利益に結びついた可能性がある時期でした。
この状態がずっと続くと、私も皆さんにスワップポイントによるFXトレードを推奨するのですが、世の中、そんなに甘くはありません。スワップポイントがあるし安心している人たちを襲ったのがリーマンショックです。特にスワップポイント狙いのFXトレーダーは大きな資金を失った方が多いです。
個人的に思うのですが、皆さんは利益を出したら先生はいらないと思っている方が多いです。残念ながらそれは浅はかです。
利益を出し始めたらそれが本当のスタートになります。
利益を出すまでに学ぶ行為と利益を出してから学ぶ行為を比べたら、はるかに利益を出してから学ぶ行為が多いです。だから、ちょっとぐらい勝ったからと言って、FXスクールを飛び出すのは危険かなって思います。でも皆さんの人生なので、引き留めたりはしません。
話をもとに戻します。
このようにスワップポイントにとらわれずに、相場の環境の中で、いつこの方法を採用するか、判断しなくてはなりません。
ちなみに今、スワップポイントを狙って利益を出せる通貨ペアは存在していません。
FXの長期運用でFXのスワップポイントをもらう
スワップポイントを狙うベストな状態は、通貨の値段の変動が少ない場合です。
この場合は普通にトレードをしていても全然利益になりません。スワップポイントが脚光を浴びます。買いでずっと保有しながらスワップポイントから利益を狙うトレードはスイングトレードの方が狙っています。彼らは長い期間保有するので、スワップポイントに敏感です。
だってスワップポイントにより利益が1枚でも1000円を超えてくると、お~とったなという感覚です。長期足というとあなたはどの位の足を想像しますか。たいてい日足とか言います。月足は?と質問すると、そこまでは見ないだろうといいます。
買いと売りの動きの違いはスワップポイントから生まれる
このようにスワップポイントが買いと売りで違うとどのようなことが起きるかというと、例えば買いでスワップポイントがプラスで、売りポジションを持っていた場合はスワップポイントがマイナスだとします。そして、マイナスのスワップポイントが大きいと仮定します。
あなたがFXトレードをしている際は、買いだとスワップポイントがプラスなので、多少、買いが下がっても保有しています。何故ならスワップポイントが少ないながらもつくからです。
ところが、今度は売りでポジションを持っている場合、そしてそのスワップポイントとして支払いがすごい大きい場合、売りで持つのが苦痛になってきます。何故なら持っているだけでマイナスのスワップポイントになるからです。
その結果、何が起きるかというと、売りのスワップのマイナスが大きい場合、多くのFXトレーダー達は売りを短期間で売買を済ませようとします。その結果、短期間で大きく下がるように資金を多く投入します。何日も持つと金利を支払うことになるので、いやなのです。
買いならずっと保有していられますが、売りの場合は保有するのがイやになってくるのです。
このスワップポイントによって、上下が完全に対称にならないのです。多くの通貨ペアはスワップがマイナスの通貨の方が大きな動きをします。
それから、FXトレードの事をロングとかショートとかいう言い方がありますが、私は使っていません。買いのことをロングというのはイマイチしっくりきません。
でもなぜロングというかは、ドル円は買いではプラスのスワップがついているので、少しずつ上がっていきます。それはロングという表現がぴったりくるでしょう。
また、売りは保有しているとマイナスなので、売りサインが発生したら、なるべく早く売りを決済しようとします。だからすぐに下がるからショートという言い方があります。
くどいようですが、私はこのような表現を好みません。
なぜなら、すべてのFXトレードは買いがプラスのスワップというわけではなく、買いでもマイナスのスワップもあるわけです。そのため、一概に買いだからロング、売りだからショートという言い方は適切ではありません。
このスワップポイントは日々変動します。
特に、今の相場のようにスワップポイントがつかない相場にロングやショートという概念すらないでしょう。ですからロングやショートという言葉には意味がないです。アップやダウンという用語ならまだ話はわかります。
このようにスワップポイントについて述べてきました。スワップポイントを狙うのはどちらかというと副次的な要因で狙うほうが多いです。
ある特定の状況の時、買いならプラスのスワップポイント、または売りの時がプラスのスワップポイントが得られるようになることです。
このスワップポイントは今では長期運用の場合しか有効ではなくなっています。スワップポイント狙いならほとんど相場の変動がない時期を狙ってトレードをした方がいいでしょう。
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今は低いスワップポイントですが、いつまでも続くかというと、その予想はしても当たる可能性は低いでしょう。むしろ将来の変動を早めに情報をキャッチして、その情報を会員サービスとして提供していくことの方がより、大切だと思います。
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