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タケルFXスクール代表の野口です。今日は、通貨ペアについてお話したいと思います。
ドルと円のことを通貨ペアといいます。まあ、ドルと円、ユーロと円を通貨ペアと言うんだけどね。通貨ペアと聞くと、どんなものだと思いますか?
「文字通り、通貨のペアだと思いました」とかですかね。この通貨ペアは一種の両替レートみたいなもの。通貨ペアって単語も独特です。
タケルFXスクールに入って初めてFXを学んでいる人にとっては、ローソク足の次に、通貨ペアって何?ってなる訳ですね。
「なんでドル円の交換レートと言わないで通貨ペアと言うんだ」という声が聞こえてきそうです。通貨ペアの種類は20ほどあります。
つまり、取引画面が20個あります。それぞれ、20種類の通貨ペアには特徴がありますが、これらの特徴が全て分かっていると、なかなかマニアックだと思います。僕は、これらの特徴が同じに見えると言っちゃいますけどね。
実際、どれをやったらいいか分からないですよね。まず、よく知っていて馴染みのあるドル円を皆さん選ばれると思いますが、僕はアメリカ行ったことがないから、馴染みを感じませんね。
でも、ニュースでドルと円についてよく取り上げられることから親しみを感じる人も多いのかもいしれません。ドルと円の取引画面を見た時、あまり動かない印象があります。そう、ドル円って動かないのです。動かないと勝てないのですが、そういう苦労もあり、ドル円から離れていくと、利益が出てくるという…そして、だんだん難しくなっていきます。
ドル円について解説!
取引できる通貨ペアは、20個あります。年足のチャートを見ると、もうわけわかんないですね。今回は、過去の推移を見たいので、月足の画面を見ていこうと思います。
月足とは、ローソク足が1か月の間で1本動いた、という意味です。動いていない所もありますが、ドルが80円から100円に動いている時期もあります。ちなみにここは、アベノミクス第1弾で、金融緩和がおき円安誘導されているところです。
じゃあアベノミクス第3弾は、値段が上がっているかというと、下がっているのです。これは私にもよく分からないのです。FXの経済分析をすると、アベノミクス第1弾では、円安に誘導されました。じゃあ、第3弾で、円安になるかというと、逆方向にいってしまいました。全く論理的に説明がつかないので、FXトレーダーのみなさんは、チャートを見て判断するという訳です。
ドル円って、今はそんなに変動していないですが、昔は、120円から80円に変動した時期がありました。これは、サブプライムからリーマンショックの時期ですね。一度、120円から100円で止まったのですが、戻って徐々に80円まで下がってしまいました。
過去の推移をみてみると、ドル円って動いているのですが、今はドル円が全く動いていません。これは、歴史的に見て極めてまれなケースです。今動いていないからといって、ドル円を嫌いになると、損するかなと思います。これから暴落して80円になる可能性もあると思います。また、80円時代になるかもしれません。
通貨ペアは国旗で覚えてしまおう!
FXを始める必須知識の1つに通貨ペアがあります。通貨ペアは交換レートなのですが、国旗で表されます。国旗を知らないとわからないとか、国旗が似てて分からないとかありますね。
ニュージーランドと豪ドル(オーストラリアドル)の国旗とか、同じすぎてわからなくなり、困ったりすることもあるかなと思います。意外にも中国の通貨はないのです。金融業界で米中戦争と言っているからでしょうか。中国の通貨はないですが、香港ドルはあります。ですが今の中国と香港の情勢では取引できなくなるかもしれません。
そういう意味では、30種類くらいできます。日本とアメリカ、日本とユーロ、日本とイギリス、などがありますね。4か国でやると、全部できるから数えられないね。まあ、そういう訳で結構たくさんやれます。
そういや、なかなか知られていないですが、ノルウェーの通貨があるのを知っていますか?「ユーロと一緒じゃないの?」と思われがちだけですけどね。ユーロは、ユーロであって、イギリス、ノルウェーがあって、またスイスも違います。欧州は、全部同じ通貨ではないのです。ユーロだけ固まっていますね。マイナーな通貨も使っていくと、FXではかなりの多くの取引があります。たくさんあって、目が痛くなりますけどね。
FXの取引の種類は、株式と比べて、馴染みがないと思います。株式は、東証一部上場企業だけでもかなりありますし、知っている会社もたくさんあります。
「こんなに取引の種類がいっぱいあるの?」って感じるかもしれませんが、タケルFXスクールでは、7通貨を扱います。これだけ取引できれば大丈夫です。問題ありません。ドル円、ユーロ円などのこの通貨の中から、自分の好きなものを選べるというかたちです。
実は狙いやすい!ポンド円の特徴に迫る!!
イギリスがEU離脱をしたときに、ポンド円が195円から130円くらいまで一気に落ちた時期があります。また、さらに過去を遡ると一時、250円まで上がって、120円まで落ちたことがあります。250円の半分まで、下がったのですよ、すごくないですか?
これはポンド円を持っている方、泣いちゃうと思います。売るタイミングを逃して、損をしてしまいます。タケルFXスクールでは、120円まで落ちる前に売りに入ってしまったので大丈夫ですよ。
「価格が下落しても、すぐ戻るよ」と思うかもしれませんが、戻らないケースもあります。それは、リーマンショックです。
ポンドは、羽馬と呼ばれるくらい動きやすい通貨で、すごく激しくチャートが動きます。2000年のITバブルが崩壊したときは、1回下がってその後、徐々に上がっていって、またストーンと落ちました。本当、バブルみたいですね。
徐々に上がって、ストーンと落ちるをくり返しています。そういう意味では、ポンド円は素直な動きを示しています。今は、120円くらいが底でそれより下には下がらないですね。これを底が固いと言います。この下がっているときにポンド円を買って、上がらないかなと待つ訳です。
そして、上がって下がり始めたら売ります。上がったらポンポンポーンと買うんですね。本当にポンド円は崖みたいなチャートですね。チャートとしては、見やすいかもしれませんね。
豪ドル円について解説!
豪ドル円なんですけどね、2020年の9月の現在では下がってきています。この通貨も面白い通貨なんですよ。過去を遡ると、リーマンショックで100円から50円ほどまで価格が下がりました。
豪ドル円の特徴は、ポンド円と同じように、ビューンと上がっていき、ストーンと下がります。2002年のとき、豪ドルの価格が急激に上がったのですが、金利が高かったのです。持っているだけで、すごい金利がつきました。なので、トレードよりも金利の方でもうける取引が流行った時期です。
だから、豪ドル円を買いで持っていったら、プラスで金利がついたのです。なので、当時は豪ドル円を買いましょう、買ったら金利も儲かるし、上がったらさらに儲かるし、いいことづくめだったのですね。
その影響で、豪ドル円はすごい人気がありました。スワップねらいとか、そういう風に言われています。古い本にはそう書いてありますが、この考えはもう古すぎです。そのスワップねらいが破綻したのが、リーマンショックです。リーマンショックの時期に持っていたら、大変ですね。
もう1つの豪ドル円の特徴は、リーマンショックの時期を除けば、70円と75円の間くらいに、大きな平行線があるんですよ。下がったら買いというのがトレーダーの中では定説ですね。
下がったら買い、下がったら買い、下がったら買い、とくり返していく感じです。75円が90円になって、1枚で15万円だよ。持っているだけでいいじゃん、という通貨です。今回、コロナの影響で下がったら上がるかなと思ったら、さらに下がりましたが、また上がってきました。
繰り返すようですが、結局、下がったら買いなのですね。そんな特徴のある通貨ペアです。今はそんなに金利がつかないですので、昔のように買いだから、といって金利がつく訳ではないです。そういう意味では、下がったら買いが豪ドル円の特徴です。60 ~105、110円あたりをいったり、きたりしています。
すごい変動がありずっと動いています。FXは、動いているからこそ利益がでます。変動が命です。上がったら買い、下がったら売ります。ドル円のようにあまり動いていないと、利益になりづらく面白くないですけどね。
定番通貨!!ユーロ円
ユーロ円の月足ですが、ドル円と比べて、大きく変動していることがわかります。必ずリーマンショックを避けては通れないんですね。この時期に170円が115円まで一瞬で落ちて、さらに65円まで落ちたんですよ。それだけ、リーマンショックの市場にあたえる影響はすごかったのですね。
コロナ相場でいうと、ユーロ円って動きがなかったんですよ。リーマンショック前は、ユーロ円はすごく上がっていたんですよ。大きく変動しているのです。こんなに大きく変動していたら、ちまちま狙うのが勿体なくなりますよね。長く見ると、ユーロ円は変動しています。この変動をとると面白いんですよ。
今115円から125円から10円動いているんです。1万円取りしたら、10万円です。10万円持っていたら、自己資金が2倍ですね。何気に10円といいますけど、そういう効果があります。100万円を持っていたら、200万円になるんですね。FXは、そういう破壊力があるから、みんなやりたいというんだと思います。
FXで必ず使う単位「PIPS」とは?
FXで大切なPIPSですが、初めて聞くとよくわかんないですね。単数形がピップで、複数形はピップスなんですね。1PIPとは、対円取引で1銭のことで、これが最小単位になり、円の100分の1となります。なので、1PIP = 1 銭(0.01円)です。対ドルでは、1 PIP = 1セント(0.01ドル)となります。
このPIPSは、使う場面が多いです。例えば、「何PIPSとれたか?とか何PIPSからエントリーするか?」と使います。なので、FXをやる上で押さえておいて欲しいポイントかなと思います。ですが、PIPSを使うときに1PIPSと言ってはダメですよ。単数形だから1PIPです。ちなみに100PIPSが1円です。100銭が1円です。知っちゃうとカンタンなんですけどね。当たり前のように使いますから。
「なんで単位がPIPSなの?」っていうと、まあFXで決めたことだからですよ。円とか銭とか、通貨はいっぱいありますから。たくさんの通貨がある中で、共通の単位としてPIPSがあると思います。
僕は共通の単位が、ドルやセント、ポンドにならなくてよかったと思っています。外国の通貨になることもありえたかと思いますから。このPIPSが日本でできた単語なら、別の表現になっていたかもしれませんね。
よく聞く「スワップ」を理解しよう!
初めて聞くと見慣れない単語ですが、FXではめちゃくちゃ使います。スワップポイントとは、一言でいうと金利のことです。金利がついちゃうんですね。
買いスワップと売りスワップ、プラスとマイナスがついちゃうんです。各国の通貨によって、プラスとマイナスがあります。プラスがお金をもらえて、マイナスがお金を払うという意味です。買いがプラスだったら、必ず売りがマイナスです。このようにプラスとマイナスでスワップがあって、昔は変動が激しかったんですよ。
でも、今はスワップがゼロ、つまり金利がつかない状況が続いています。こうなっちゃうと、FXでスワップを考えなくていいんじゃないの、となりますね。普段からタケルFXスクールでは、スワップなんて考えなくていいよと言っています。金利で稼ぐよりも、FXのトレードではるかに利益がありますし、はっきり言ってFXの用語ってなじみがないので、あまり気にしなくていいです。チャートを見るだけで、判断ができます。タケルFXスクールでは判断する際に、取引するサインとなるチャートの形を教えますからね。
このスワップポイントは頻繁に変化します。あまり覚えていても意味がないので、FXトレーダーはプラスかマイナスかぐらいは知っています。このようにスワップポイントにとらわれずに、相場の環境の中で、いつこの方法を採用するか、判断しなくてはなりません。
気になる方はタケルFXスクール説明会へご参加ください。