1.FXとギャンブルの違い~時間制限
FXをお話する前にギャンブルとの違いついても触れておきましょう。
突然ですが、海外旅行に行ったことありますか?
外国に行くと、ギャンブルと出会うチャンスは日本よりあると思います。
目次
カジノができるかできないか、合法か非合法かなど、議論がありますが、日本ではなかなかギャンブルを公にやらないないですね。
ギャンブルって、結局、商売をしている「場所」に行って行うものですよね。
パチンコ屋さんならパチンコ屋さんにいく。そこで楽しませてもらって、お金を払い、運が良ければお金が儲かる、というシステムです。
ユーザーは、場所代を払って楽しませてもらっているのがギャンブルの特徴なのかなと思います。一種の娯楽のような性質がありますよね。
お店が開いている時間がギャンブルを楽しめる時間ということになります。
じゃあFXはどうだろうということなのですが、一般的には24時間いつでもできる時間制限はないということになります。昔は時間制限があったのだけれども、今はありません。FXは、外貨交換が関わる取引なので、必要に迫られてそうなっているということもあります。
お金を儲けることに娯楽性が加わったギャンブルに対して、FXはとても素朴だなあと思います。
「チャートをじ~っと見ていて何が楽しいの?」っていう感じですよね(笑) 余談ですが、勝負事は時間制限がかかると負けると言われています。勝率が悪い。時間という雑念が入るイメージです。私自身も苦手な分野です。
2.FXとギャンブルの違い~場所の制限
プールサイドで優雅に座ってパソコンを開いているノマドワーカー。あこがれる人が多いですよね。
ギャンブルと投資の違いの背後にあることって何だと思いますか?
それは、勝つための練習ができることです。勝つためのルールがあって、そのルール通りに投資ができるように練習することです。
ギャンブルって練習しますか?しませんよね?
投資はスキル。練習をして、実践を積んで、そして結果が出せるようになるものなんです。
今回のテーマは、FXとギャンブルの違いのなかでも、「取引場所」ということなのですが、やはりインターネットの影響は大きいですね。インターネットの導入のおかげで、場所の制限がなくなったということが言えると思います。例えば株なども、インターネットが導入されるまでは、証券取引所に行かないと取引できなかったわけで、そういう意味でもとても大きな革命が起こっているということができます。
インターネットがこれだけ驚異的に進化したこと4Gから5Gへ。そしてスマートホンやタブレットの進化、そういうものの流通革命によって、投資の場所に関する定義がどんどん変わってきています。以前では考えられなかった取引形態ですね。
私が大学のころにやっとパーソナルコンピュータが個人向けになってきたり、プログラム言語を自分で勉強したりしてきた世代でしたが、今ではパーソナルコンピュータは当たり前ですよね。
そういうものを上手に使いこなせばいいわけです。
対してギャンブルはどうでしょうか。「その場で楽しませる臨場感」が大切なわけですから、やはりある程度の場所が必要となりますよね。
ノマドワーカーの働き方が、まさにギャンブルとFXなどの投資との「場所」という概念での違いを表すのにわかりやすい例となっています。
3.FXとギャンブルの違い~利益の獲得方法
ギャンブルとFXって、利益のえかたは違うのか?ということについて考えていくわけですが、大きな違いは「人が動かすかどうか」というひとことに尽きるかと思います。
fxの取引対象は為替相場ですよね。為替の価格は、人が価値を決めています。人気があると高くなり、人気がないと安くなっていく。株なんかもそうですよね。それに対して、ギャンブルには、そういう要素がありませんね。
ちょっと意外な組み合わせに思えるかもしれませんが、心理学を勉強すると、FX理論がわかってきます。相場って、人が動かす、と言いましたが、人気があるかどうかで、高くなったり安くなったり変動していきます。
ということは、人間のメンタル、感情がどう揺れ動くかということを知ることが、相場、ひいてはFXを理解することに繋がります。メンタルの理論をしっかりやること=科学になるということ。
そして、投資の心理学を掴むことは、投資が科学になるということ。ここもFXの大きな特徴かと思います。ギャンブルに科学性はないけど、投資はメンタルの理屈を掴めば科学になる、ということです。
FXも株も経済のなかのシステムのひとつのルールとして動いています。だから、それを理解している人のなかに、FXをギャンブルなんて言う人はいないんです。
FXは、投資のなかのひとつの仕組みであり、経済というシステムのなかで動いている投資のひとつです。日本だけではなく、世界の経済のなかで仕組まれたひとつのルールと化しているんですね。
そして、トレードは心理学で科学だ、ということです。
心理学は、アメリカが一番進んでいるんじゃないかと思いますが、まだまだこれからの学問。だけど、知ると、もっとfxが面白くなる分野です。群集心理がどう動くかを極める、みたいな。
まあでも、難しいことはまず勝ってから考えましょう(笑)
4.FXは理論上、全員得をする?!
FXは理論上、全員得をするのか、ということに触れてみたいと思います。
ゼロサム、プラスサム、という概念をご存知ですか?
簡単にいうと、ゼロサムとは、奪い合うパイの大きさは変わらないので、市場参加者の損益を合計するとゼロになる世界、勝つ人もいれば負ける人もいる世界。プラスサムとは、奪い合うパイそのものが大きくなるので、市場参加者の損益を合計するとプラスになる世界、みんなが勝つ世界、という経済学のなかのゲーム理論です。
株はプラスサム、FXはゼロサムゲームだ、という人もいます。そもそもゼロサムゲームという理論は、とても閉じられた世界で成立するものです。
世界を狭めていくと、そこにあるだけの大きさのパイをみんなでどう分けるかという話になっていきますので、ゼロサムゲームにもなるでしょう。
世界を広げて行けば、市場は広がるのでプラスサムになっていくのです。今や、あらゆる相場は、世界中に広げることができます。
ということは、パイの大きさをどんどん大きくできるということです。FX、株に限らず、不動産などの世界も含めた投資全体があてはまります。株はプラスサムだけどFXはゼロサム、といった理論は、ちょっと古いかなと思います。
ということで、投資は、理論上、プラスサム、全員が得をするものだということが言えますね。そのなかのひとつの手法が、FXだ、ということです。
5.FXのカギを握るのはメンタル?!
「FXのメンタル」でグーグル検索してみると、色んな情報が出てきますが、そのなかでFXそのものとの関連に言及しているものはあまりありません。
ところで、メンタルって、FXだけに必要な要素だと思いますか?そう、実は、投資やる人すべてに、とても重要なことなんです。
例えば2000年くらいに流行った不動産投資。例えば、ビルとかアパートとかを1棟買ったときに月100万円の収入をえられるとします。その時にどんな心の動きがあるか、というと「不安」になるんですね。
どうして不安になるのかを説明します。
銀行から100万円かりる、というと、当たり前ですが100万円と決まっていますね。でも、買った不動産で100万円の収入を得ようとおもったらどうしたらいいですか?
普通にアパートにみんなが入ってくれて、ずっと過ごしてくれたらいいのですが、いきなり出て行ったり、空室が長く続くとどうなるでしょう。
収入が減りますね。これを空室リスクといいますが、不動産を買った人にはわかるリスクです。空室=収入が得られない、という不安がつきまとうわけです。
これに慣れていない人がいきなり不動産を買うと、不安から家賃を下げてしまうなどの単純すぎる行動にでるケースもあり、あぶない、というわけです。
不動産投資をする人が、絶えずこの不安に耐えているということを知らない人も多いです。
これは一例でしたが、投資全般には必ず何らかのリスクがあり、そのリスクに対するメンタルマネジメントがとても重要だ、ということです。
FXはメンタルコントロールが大事だ、と言われていますが、実は投資全般に大切な考えなのですが、投資学のなかではあまり重要視されていないというか、あまり採り上げられない考え方です。
不動産、株など、投資で成功している人には、独自のメンタル理論があると思います。ぜひ周りに不動産王(笑)がいたら聞いてみてください。
まずはどんな世界なのか、どんな人がいるのかを知るために、説明会などで情報を得ていくことも有効かと思います。インターネットの情報を読むだけでは得られない情報を得ることができますし、不安に思うこと、わからないことなどを対面で質問できることは、とても大きな利点だと思います。その小さな一歩を踏み出すことも、大切なことです。
6.FXとギャンブルの違い~還元率の違い
投資とギャンブルの還元率と税金の関係について話してみたいと思います。
還元率とは、投資に対してどれくらい戻ってくるかの比率です。
例えば、競馬は約75%と言われています。ということは、賭けた金額に対し、25%は運営側の運営費や手数料として差し引き、75%を分配するシステムだということです。
この、投資した金額に対して戻ってくるお金の比率が、還元率となります。
項目 | 還元率 | 税金 |
競馬、競輪、競艇 | 約75% | ○ |
宝くじ、ロト6 | 約40~50% | × |
ルーレット | 約95% | ○ |
ブラックジャック | 約96~102% | ○ |
パチンコ、スロット | 約92~97% | × |
株 | 約99% | ○ |
FX | 約99% | ○ |
仮想通貨 | 約99% | ○ |
宝くじやロトを見ていると、なんと半分が手数料として引かれているんですね!これが今一つ流行らない要因のひとつかなと思います。
競馬の25%だと、なんとなく納得できる雰囲気があります。レースの運営費、競技場の使用など、ある程度の費用がかかるのも納得です。
パチンコなどは台ひとつだからか、手数料も少なくなってきます。
株やFXは99%の還元率と書いていますね。ほとんど運営費がかかっていないということです。
カジノが日本にきたら、どのくらいの還元率になるんでしょうか。とても興味深いですね。
FXも、もっと細かく言うと、会社ごとに手数料が違いますので、還元率も少しずつ違いはあるようです。ある程度は公表されていますので、そういうところも見ていくといいですね。
7.FXとギャンブルの違い~自動売買がある!
投資とギャンブルの違い、最後の話題です。
自動売買というシステムのことについてお話しようと思います。
自動売買というのは、とても画期的です。言葉通り、機械が売買を勝手にやってくれるシステムのことです。
人間が今までやっているトレードを機械にやってもらうわけです。
例えば車を作る工程なども、もとは手でひとつひとつ作業してくみ上げていったものですが、それをどんどん機械化していきましたね。FXも、人がひと工程ずつ自分の目で見て、自分で判断して、自分でトレードしていたものを、できるだけ機械に任せていくというのが自動売買です。
当スクールの自動売買でもやってみましたが、300万円が、1ヵ月で370万円になりました。でも、自動売買って実は失敗している人も多いんです。ちゃんと勉強したうえで、自動売買を使いこなすと、とても強い味方になります。ボタン一つでトレードしてくれるわけですから。
ギャンブルで自動売買などあったら胴元が負けてしまうので、ギャンブルにはありません。逆に胴元が自動売買を使って、お客さんが全部負けてしまうことがあったりして(笑)
今後は自動売買を使う人が増えてくるのではないかと思います。これを使いこなせたら、ファンドを買うのが馬鹿らしくなってくるでしょう。ファンドはいらなくなる。
人はつい、お金の稼ぎ方がわからなくなると、他の人に預けてしまうんですね。稼げる人にお願いして、確かに利益はでます。しかし、預けた人にたくさんの手数料をとられてしまうんです。もし、自分で稼ぐことができたら、全額が自分に入ってきます。とても効率的ですね。FXを勉強したら、そんなに難しいことでも、非現実的なことでもなくなります。どれだけ利益をもたらしてくれるか、わかってくるのではないでしょうか。
今年はコロナウイルスの流行によって、リアルの経済活動をストップせざるをえなくなり、収入が下がった人もいれば、職を失った人もたくさんいます。この時代だからこそ、そのことを痛感できる、痛感する方が多かったのではないかと思います。
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