ファンダメンタルズ分析とは、その国や地域の経済状況などを勘案し、他国と比較することでその国の状況を分析して、今後の相場動向を分析していく手法です。
代表的な指標としては、失業率や国内総生産、あるいは金利などあります。またその国の財政も重要です。
一番良い例がギリシャです。ギリシャは国家破綻するのではないかと言われました。それに影響してユーロ危機がうたわれました。このように分析していく手法です。マイナーな国で言えばアルゼンチンです。多額の債務を抱えているので、アルゼンチンは国として強いとは言えません。それ故、通貨も安くなります。
このように極端な例を持ち出すと、その国の通貨の状況はわかります。でも、問題は現在の相場はファンダメンタルズの要因を全て考慮されて市場が成り立っているのです。FXでの何らかの規則性を発見しようとして、失業率と価格変動との関係を調べる方がいますが、それらの間には何ら関係がない、というのが現在の考え方です。
各種複雑に絡み合っているファンダメンタルズ分析を、一つの指標等で判断しないことは極めて重要と考えています。